【閖上考】河童がいた?!猿猴沼の謎

(ヾノ・∀・`)イヤイヤそれほど謎でもない(否定形)

古くから閖上に住んでいた方ならご存知の「えんこぬま(猿猴沼)」は水の流入がないのに水が枯れないという話がありました。科学的な見地からすれば、単に名取川の伏流水が湧き出ているのだろうと察することができますが、それが分からなかった昔の人は妖怪猿猴[えんこう]のせいだと考えたのかもしれません。

猿猴とはカッパである

猿猴とはいわゆる河童のことで、その姿は猿のようだと言われていますが、奇妙なことに主に日本の中国地方あたりに伝わる妖怪だそうです。
東北で河童と言えば岩手県遠野に代表される爬虫類か両生類のような姿を思い浮かべるのですが、この猿猴は姿が異なるだけで棲息する場所や行動は同じようです。
これがどのように伝わってきたのか不思議ではあります。

猿猴はいたのかどうかはどうでも良いのですが

今でも沼の近く、名取川のほとりに「閖上字猿猴」「新猿猴」という地名があります。

水辺であれば河童伝説があっても不思議ではないですが、河童となると子供が姿を消すなどのウワサがあったのか、子供たちを水辺の危険から遠ざけるために猿猴がいるという話をしていたと推理できます。昔から人が理解できない自然現象を神様や妖怪という人ならざる者の仕業だとする社会的規範の一種であったのかもしれません。

なお、猿猴沼は個人の敷地のようなので許可なく立ち入りはできないので位置を出すのはどうかとも考えまして、「ググれ」とだけ申し上げておきます。

※これらの考察は個人的見解に基づくものであります。